EPIRB(Emergency Position Indicating Radio Beacon)は、船舶に搭載される衛星接続型の遭難位置指示ビーコンです。EPIRB機器はこれまで、世界でも限られた数の企業によってのみ製造されてきました。Pharus Techは、トルコで設計・製造した特許ソリューションにより、この技術の国産化を実現しました。それでは、EPIRB PH7001の主な特長とは何か、また競合製品との違いはどこにあるのでしょうか。
Cospas-Sarsat衛星通信システム
Cospas-Sarsatは、1982年以来、極地を含む世界中で406 MHz周波数チャンネルの遭難信号を検知し、最寄りの捜索救助チームの迅速な出動を可能にしてきた非営利の国際機関です。現在、この機関は50カ国近くによって資金面・運営面で支えられています。EPIRBはCospas-Sarsat衛星通信ネットワークに位置情報と識別情報を含む信号を定期的に送信し、世界中どこであっても、いかなる状況・時間帯でも遭難信号の発信を保証します。そのため、衛星電話や民間の衛星通信サービスのような月額料金や契約は一切必要ありません。
AISによる近距離緊急呼び出し
最新の規格に準拠して設計されたEPIRBのもう一つの特長は、衛星通信に加えてAISバンドでも緊急呼び出しを送信できることです。これにより、最大30海里離れた船舶や陸上局のAISトランシーバーに緊急S.O.S.信号を表示させることができます。実際には、衛星通信を通じて最寄りの沿岸警備隊または捜索救助当局に警報を発すると同時に、周辺の船舶による対応も後押しします。
121.5 MHz VHFホーミングチャンネル
現代のEPIRBにおけるもう一つの技術要件は、121.5 MHzホーミングチャンネルでのスイープトーン送信です。これにより、近くの海上・航空アセットのVHF無線機で直接音声アラームを鳴らすことができ、近距離での救助活動を支援します。
48時間の連続遭難信号
EPIRBは、衛星通信と地上通信の両方を通じて、近隣の無線局に遭難信号を発信する通信機器です。緊急送信は少なくとも48時間継続します。
水中自動離脱機能と内蔵HRU
EPIRBの最も重要な機能の一つが、水没時の自動離脱と浮上です。これにより、海難事故のシナリオにおいてもEPIRBの機能が確実に維持されます。ここでPharus Techの特許取得済み設計が重要な意味を持ちます。EPIRBは、外部の静水圧離脱装置(Hydrostatic Release Unit、HRU)を必要とせず、内蔵メカニズムによって水中で自動的に離脱できます。これにより、通常2〜5年ごとに更新が必要な別体式HRUが不要になります。Pharus EPIRB PH7001は、追加の調達や保守の負担なく、船舶をより安全にし、緊急時のセカンドチャンスを提供し続けます。
特許取得済みの内蔵自動離脱メカニズム
NFC対応PharusAppによる簡単なプログラミング
最新のCospas-SarsatおよびIMO SOLAS規則に準拠して設計・試験されたPharus EPIRB PH7001は、販売代理店・ディストリビューターの認定技術者がEPIRBを簡単にプログラムできる技術基盤を備えています。対応するスマートフォンにインストールしたNFC対応のPharusAppモバイルアプリケーションを使えば、アダプターや有料手続きを一切必要とせずにEPIRBをプログラムでき、最新のテスト日時と結果を確認し、認定バッテリー交換プロセスを管理できます。PharusAppモバイルアプリケーションを入手するには、陸上保守(Shore Based Maintenance)研修の受講と販売代理店資格の取得が必要です。販売代理店になるには、お問い合わせください。
世界最小・最軽量のEPIRB
Pharus EPIRB PH7001は、最新規格に準拠した設計と、余分なコストや調達プロセスを排除する特許ソリューションを備えているだけでなく、現時点で物理的にも世界最小・最軽量のEPIRBという特長を持っています。
Pharus EPIRB PH7001の技術仕様とデータシート
Pharus EPIRB PH7001の技術情報およびデータシートについては、EPIRB PH7001製品ページをご覧ください。